entertainment_novel




1:名無し23/01/22(日) 17:39:36 ID:hKCz
あくまでワイの主観による勝手な感想にすぎないので
間違ったこと言うかもしれんし見当違いな解釈が含まれるかもしれん
ワイが面白いつまらないと思ったものをニキらが絶対その通り感じるはずもないしな
まあお遊び程度に見てクレメンス



2:名無し23/01/22(日) 17:39:48 ID:hKCz
評価
☆1
内容以前に日本語がおかしくて読むのがつらいレベル
ある程度の品質が担保されてる一般小説界には存在しない……はず

☆2
君はラノベやろ感が鼻につくやつ、面白いつまらないではなくジャンルが違うなと感じたらココ

☆3
一般的な一般小説、普通に面白い

☆4
名作、身につまされる、我を忘れて読める作品

☆5
人生変わる





3:名無し23/01/22(日) 17:40:07 ID:hKCz
秋の牢獄
2007年、角川ホラー文庫より発売
著者 恒川光太郎
評価 ☆3

ある日、何の前兆もなくヒロインは同じ一日のループに巻き込まれる
何度目かのループで自分の他に巻き込まれた人々に出会い、話を聞くも原因は分からず
何かの自然現象だろう、過ぎ去るのを待ち、それまでは前向きに楽しもうということになるが……
表題の他に、神家没落、幻は夜に成長する、の2編を加えた、全3編の短編集

夜市で有名な恒川のループものや、色んなサブカルで何度となく繰り返されてきたやつやな
解説でも言及されとるが、ケン・グリムウッドのリプレイ、北村薫のターン
オタク界隈ではシュタインズゲート辺りが有名やろうか、最近では超昂大戦の水着イベとかな
どうでもいいことやけど、2020年に竜騎士が出したLoopersは本作のパクリでは?

大抵のループものはそこからの脱出を目的にすると思うんやけど、本作ではそんなことはない
どんだけ金使おうが最悪死のうが一日の終わりと共に元に戻るんやから出来ること全部やろうずwwwwwてかんじや
しかしだんだん心はすり減っていき……
ループ者をいずこかへ消す謎の異形、北風伯爵なんてのも出てくるが、まあここまで言えば慣れてる人は展開読めるやろ

神家没落は全国いたるところにワープする謎の家に閉じ込められるやつや
人が必ず一人は敷地内にいなければいけない、出るためには別の人間と入れ替わる必要があるんや
この設定で2002年に発売された〇〇ゲーム、ランス5Dを思いうかべた人はワイと握手!

幻は夜に成長するは人に幻覚を見せることのできる特殊能力者の話や
昔少年ジャンプに連載されてた漫画、神撫手をご存じやろうか、アレや
カオスヘッドのギガロマニアックスや、ビシィッ!

そんな短編集でそこそこおもろい
でも短編って一つ一つの内容量少ないからイマイチ満足度低くない?
あと短編はハッピーエンドがやたら少ないのはなんでなんやろうか?

メディア展開
なし



秋の牢獄
https://amzn.to/3XtBEQK



5:名無し23/01/22(日) 17:41:36 ID:hKCz
あの家に暮らす四人の女
2015年、中央公論新社より発売
著者 三浦しをん
評価 ☆4

母と娘が暮らす洋館に二人の女が同居することになった
娘の友人でマンションが水害に遭った女と、その部下でストーカーの被害から逃げてきた女
四人の女の日常を描く物語

2016年にアニメ化された船を編むって作品知っとる? その著者や
まず内容以前に日本語が巧い!
諧謔と皮肉をスパイスに豊富な語彙を用いて書かれる様々な表現が読んでいて実に気持ちいい
カラスさんの視点で進む部分の文章が特にいい!
小説で笑ったり泣いたりすることほぼないんやけど、そこは読んでてフフッてなった
ほんま内容云々じゃなく日本語それ自体を楽しく読ませてくれる物書きは貴重やで、ワイはこの作者で5人目やろうか

分かる人には分かる言い方をするなら家族計画から盛り上がりを抜いたような作品
内容の方は特段大きな起伏なく進む
事件が起きそうで起きず、恋が始まりそうで始まらない
しかしそんな流れを最後で断ち切ってメッセージ性を残すあたり流石の筆力

劇的な物語ではないけどワイお勧めの一作なので見かけたら是非手にとってみてクレメンス!
それにしてもアラフォーのババアがキャピキャピするのは痛々しいことこの上ないなw

メディア展開
2019年 ドラマ化
CMしか見とらんけどこれ原作者怒らんのやろうか
いかにも色々事件起きます!て感じに宣伝しとるけど、そうやないやろ
事件が起こりそうで起こらない日常がこの作品の魅力やろうに
脚本か監督か知らんが無能やな、辞めたら?この仕事



あの家に暮らす四人の女 (中公文庫) 文庫 – 2018/6/22



7:名無し23/01/22(日) 17:43:05 ID:xY1M
ドラマクソで草あ!



8:名無し23/01/22(日) 17:43:20 ID:hKCz
>>7
やっぱりか



9:名無し23/01/22(日) 17:44:12 ID:hKCz
甘い鞭
2009年、角川ホラー文庫より発売
著者 大石圭
評価 ☆3

高校1年のときに1ヶ月の間拉致監禁、凌辱されたヒロインは、成長して不妊治療専門の医師として活躍している
しかしその裏で、SMクラブのM嬢としても活動していた
過去と現在、サドとマゾが交錯する物語

不妊治療に少しだけ理解を深められるお話や
1回150万もする手術を複数回って頭おかしなるで
気力と精神力と資産をゴリゴリ削られながら治療する悲哀と、めでたく妊娠したときの歓喜が描かれとる
頼むからこのまま何も起こらず順調に産まれてくれっていうヒロインの想いに感情移入して読める
それにしても、年齢が45歳辺りなのは置いといて、検査上は男女どちらにも問題ないのに孕まないのは不思議なもんやなあ

現在が展開する間に監禁されてたときの回想も挟まれるんや
普通〇〇〇〇てのはコミュニケーションの最上位に位置するもんやと思うけど
それに嫌悪感を抱かせ無味乾燥なふれあいとして描きながら
それ以外の日常会話で犯人と被害者が交流を深めてるのがええ対比になってたと思う
まるで人と人の関係で大事なのは何かってのを説かれてるようや

最終局面でのうつ伏せと仰向けで過去と現在を交差させてるのも上手いと思った
それにしても毎回読み終わって思うけど、一般小説ってハッピーエンドを書いちゃいかんっていう決まりでもあるのか?

メディア展開
2013年 映画化、漫画化



甘い鞭
https://amzn.to/3XWbxlv



14:名無し23/01/22(日) 17:49:10 ID:hKCz
海を抱いたビー玉
2007年、山海堂より発売
著者 森沢明夫
評価 ☆3

大事にされたモノには魂が宿る
長年愛され意識を持ったバスと、勇気を与える不思議なビー玉に関わった人々の物語

この物語は半分がノンフィクションや
主役のバスや登場人物は実在しとる
もし興味があれば新潟県越後湯沢にある旅館いなもとを調べてみよう
バスが展示されてていつでも乗れるし運が良ければビー玉を拾える
見つけたら幸せになれるらしいで
まあ2009年の情報なので今もあるかは知らんが

というわけで魂が宿ったバスくんを中心に据えて人間模様を描いたお話や
まるで子供向けの童話みたいな設定で、読んでると懐かしい気持ちになれる
大量生産大量消費社会では壊れたら直すより新しいの買った方が効率的だし安い
まあ分かるんやけど、やっぱりなんか寂しいよね
悪者はほぼ登場せん、失ってしまった何かに気付けるような優しい物語やで

話は変わるけど、文庫版の解説書いたお前、マジで反省しろよな反省
せっかく余韻の残るええ読後感だったのに、いきなり僕は漢字セラピストで~すとか宣伝始めやがってからに

恋という字は下に心があるから下心! 愛は真ん中に心があるから真心なんです!ドヤァ
とか
叶うという字は口に十、つまり夢は十回口に出すと叶うんです!
+の言葉が大事で-の言葉を口にすると吐くという字になるからダメ!ドヤァ
みたいなさ、お前それドヤってるけどただのオヤジギャグだからな?
モノに魂を宿すほどの人情話の後にそんな軽い言葉聞いても響かん、お前の言葉に魂は宿らない
解説書くならもっと空気読めマジで

メディア展開
なし



海を抱いたビー玉
https://amzn.to/3HquEOS



17:名無し23/01/22(日) 17:50:40 ID:xAeA
>>14
解説だけ読みたくなってもうたやん



20:名無し23/01/22(日) 17:51:04 ID:hKCz
>>17
あったい話や
ええで



15:名無し23/01/22(日) 17:49:50 ID:YWDL
で、星5は



16:名無し23/01/22(日) 17:50:14 ID:hKCz
>>15
ない
人生変えるほどの名作には簡単に出会えない



22:名無し23/01/22(日) 17:51:42 ID:hKCz
エデン
2006年、文藝春秋より発売
著者 五條瑛
評価 ☆3

移民を受け入れ不法滞在外国人が激増し、死刑制度が廃止された日本
自警団まがいのことをしていたストリートギャングの主人公が逮捕された
収監された刑務所は何故か政治・思想犯のみを集めた極秘矯正施設
通常では考えられないほど自由なそこで奇妙な生活を強いられるが
ある日殺人事件が起こり、話は20年前に起きた暴動テロ事件と複雑に絡まっていく

自分の掲げる正義のためなら何やってもいいと思ってる奴らと暮らす囚人生活や
新しい登場人物が出てくるたびに、お前なにやったんだ? て主人公が訊くんや
A「自然保護のため建設会社のビルを爆破した」
B「反戦を訴えるためアメリカ大使館に自爆テロした」
C「カルト宗教に所属して山奥で集団生活してたら警察が踏み込んできたから銃火器乱射して抵抗した」
主人公「ア ホ く さ !」

思想に傾倒することで何と戦うかが明確になり生きる意味を実感できるらしい
ギャングな主人公に言わせれば何かに縋っていないと生きられない甘ったれ
大学出てるから俺より頭いいはずなのにバカだなお前ら
いつも賢しらに議論ばかりしてるけどちょっとしたことで顔真っ赤にして暴力に訴える
しかも金や女のためじゃなく形無い正義のために殉死するとか皆目分からん、とのこと

まあ親が活動家で子供の頃からそう教育されたからそれ以外の生き方を知らなかったって奴もいるけどな
親ガチャハズレ民や
でも登場人物たちはそっち関係以外では普通の人で一緒に遊んだりすんねん
思想って怖いね!

ストーリーはテンポ良く事件が起こって解決してを繰り返して飽きさせない
少しずつ謎の施設の全貌が分かってきて一気に読めるくらい読みやすいし面白いで
囚人による自治がなされてる施設で各グループの関係や人間模様などが展開される

難点はたった一つ、終わり方や、ここが良ければ☆4だった
なんで一般小説って投げっぱなしエンドみたいなこと好きなんやろうな?
読後の余韻を残すため? いやいや大抵下手くそやねんモヤモヤするだけや
物語はちゃんと終わらせろよ、続編作れるよう最後に一瞬だけ化物復活シーン入れる洋画ホラーじゃねえんだからよ
そういう終わり方で凄いと思ったのは〇〇〇〇ゲームのBradyon Vedaくらいや

メディア展開
なし



エデン
https://amzn.to/3D9rpsK




23:名無し23/01/22(日) 17:52:46 ID:R3pe
恒川光太郎のループ物のこれ、何かで紹介されてて気になっていたんだ



25:名無し23/01/22(日) 17:53:02 ID:hKCz
>>23
おもろいで



27:名無し23/01/22(日) 17:53:42 ID:a9vU
『百年の孤独』とかいう「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」を延々と繰り返す話



33:名無し23/01/22(日) 17:55:53 ID:zXDg
>>27
クッソわかる
神話的な世界観だよな



30:名無し23/01/22(日) 17:54:48 ID:Cv15
>>27




29:名無し23/01/22(日) 17:54:03 ID:hKCz
江戸川乱歩文庫 D坂の殺人事件
2015年、春陽堂より発売
著者 江戸川乱歩
評価 ☆3

江戸川乱歩が著した数作をまとめた短編集
旧仮名遣いは現代仮名遣いに直し読みやすくしました

日本人なら誰でも名前くらいは聞いたことあるやろう江戸川乱歩や
身体は子供、頭脳は大人なガキの名前の元ネタの一つや
明智小五郎や少年探偵団、怪人二十面相なんかで有名やな

本作は表題の他に6編、合計7編の短編集みたいなもんや
今でも通じるくらい面白いのもあるのは凄いと思う
ただやっぱり昭和どころか大正初期の作品なのでさすがに今読むとしょーもないのも割とある

殺人事件!? 一体どうして殺されたんや! その動機は!?
SMでハッスルして首絞めしたらやりすぎちゃいましたwww
……は?

2人の目撃者が反対の証言をしたトリックは!?
ただの勘違いでしたwww
……は?

ワイの妻が殺されたわ! 犯人は分からんが容疑者にカマかけしたろ! 実は妻はお前のことをこそ好きだったんや!
(これで犯人は自分を好いていた女を殺したことになる! さぞ絶望するやろなwww)
あっ、こいつ机につっぷしおった! こいつが犯人や! ねえ今どんな気持ちw?
……後日、「いやー疲れてて話の途中で爆睡してまったわwすまんなwww」
……は?

まあそういう時代やったんやろうね
海の向こうでは毒ヘビとか猿が犯人でした! ていうのやってたわけやし
というわけで完全に古典の部類やけど、そこを理解して読めばけっこう面白いので教養としていかが?

メディア展開
1992年 D坂の殺人事件ドラマ化
1998年 D坂の殺人事件映画化(『心理試験』、『屋根裏の散歩者』と合わせたもの)
2011年 D坂の殺人事件漫画化(江戸川乱歩異人館第1巻に収録)
2012年 算盤が恋を語る話漫画化(江戸川乱歩異人館第5巻に収録)
2015年 赤い部屋漫画化(江戸川乱歩異人館第12巻に収録)
2015年 D坂の殺人事件映画化
2016年 D坂の殺人事件ドラマ化



D坂の殺人事件
https://amzn.to/3j2XdJ6

36:名無し23/01/22(日) 17:57:05 ID:hKCz
神坐す山の物語
2014年、双葉社より発売
著者 浅田次郎
評価 ☆3

奥多摩の御嶽山にある神官屋敷で物語られる、怪談めいた夜語り
代々験力を用い狐憑きを祓ったという神官が出会った不思議な話

主に幽霊に関するちょっと切ないお話を集めたやつや
ちなみに作中に登場するような神社や宿場が御獄山に実際にあるらしいので
本作を読んだ後聖地巡礼すると雰囲気に浸れるかもしれない

浅田次郎は相変わらず圧倒的な語彙と筆力で描写していく
というかここまでくると日本語難しくて理解がおっつかないレベル
読めない漢字や分からない言葉を調べながらじゃないとちとキツイ
まあそれが楽しいんやけどね

印象に残ってるのは見知らぬ少年の話
肝試しで独り墓場に行くことになったが、怖くなって戻ろうとしたところ少年が現れ一緒に来てくれて、ていうやつ
オチが珍しいわけではないけど、死んだ人が見守っててくれるかもってのはええよね

あと聖で修験に励む山伏が泣くところとか、天井裏の春子の老狐とか切ない
宵宮の客の文章もちょっとうるっときたわね
好きあってた女を殺したっていう男が訪ねてくるんや、そいつと女の霊が一緒におるんや

似た者どうしが一緒になれば幸せになれるって、あんたは言ってくれたけど、あたしはそうは思っていなかった。
不幸が倍になると思った。
おなかの中のこの子が産まれれば、きっと不幸は三倍だ。
だから、あんたひとりで幸せになって下さい。三つの不幸より一つの幸せのほうが、ずっといいに決まってる。
お願いよ。あたしは人を恨んで生きたくはないの。
ああ、ありがとう。やっぱりあんたは、やさしい人だ。

メディア展開
なし



神坐す山の物語
https://www.amazon.co.jp/%E7%A5%

40:名無し23/01/22(日) 17:59:23 ID:hKCz
仮面山荘殺人事件
1995年、講談社文庫より発売
著者 東野圭吾
評価 ☆3

婚約者を事故で亡くした主人公は、その家族と共に避暑地の別荘に来ていた
故人を偲びながら心の整理をつける遺族、だが真夜中に突然銀行強盗犯が逃げ込んでくる
人質に取られた主人公らは極限状態となり、話題は婚約者の事故における不審な点へと向かっていき……
二つの事件が絡み合うミステリーサスペンス

ちょっと自慢してええか?
実はワイ2割か3割読んだ段階で事故の真相予測できてまったんや
んで殺人事件が起こった段階でこの物語に施された仕掛けも予測出来てまった
そうじゃないといいなぁと思いながら読み進めると見事的中
読み終わってみれば9割くらいワイの掌の上やったわけや

なのでワイが褒めたいのは予測できなかった残り1割
ネタバレになってまうから深くは言わんがラストで明かされるあのキャラの心情やねん
その心は実に美しい! まことワイ好みや

最初の方読んだときに、そんなうまくいくかよwww
はいはいミステリによくあるご都合ねwww色々ガバいなwwwとツッコンだんやけど
そこに理由があることに思考を向けるべきやった
その一点でワイの感情を揺さぶったので☆3つや

メディア展開
2019年 舞台化
ちなみに平野綾が出演してる



仮面山荘殺人事件 (講談社文庫) 文庫 – 1995/3/7


42:名無し23/01/22(日) 17:59:59 ID:LvNJ
翻訳小説は読まないんか?



45:名無し23/01/22(日) 18:00:53 ID:hKCz
>>42
読まない
まずは日本の小説
飽きたら海外に手を伸ばすつもり



46:名無し23/01/22(日) 18:01:19 ID:hKCz
機巧のイヴ
2014年、新潮社より発売
著者 乾緑郎
評価 ☆4

まだ人が刀を提げていた頃の日本、そこに住む卓抜した機巧の組み手
バネと発条と歯車で人間さえも再現し、まるで生きているような機巧を作り上げる男がいた
これはその男と機巧に関わった人々のいくつかの物語

主にギリシャ神話をモチーフとして不思議な機巧に関係した者の人間模様を描いた作品や
始まりの機巧であるイヴや力自慢の力士の話であるヘラクレス、パロドクスで有名なテセウスなど
ちなテセウスの船ってのは
ある船の部品を少しずつ新しくしていって全てが入れ替わったとき、それは元の船と同じといえるのか?
また、取り替えた古い部品で船を組んだときどっちが本物の元の船と言えるのかってやつや

いや~これは間違いなく名作
イヴ可愛いよイヴ
ある一抱えもある箱を大事にしとるんやけど、それに座る奴を怒るんや
「これは腰かけではありません!」てな
そんでその箱は壊れとるんやけど、機巧師にいくら言っても直してくれない
最終章で分かる機巧師のその心よ

人の形をしたものには怪(け)が宿るというが、機巧に魂が宿ることなどありえない
これはその機巧師の言葉やが、つまりはその真意や、それがええんや

アンドロイドとの交流的なSFを純和風で描いた珍しい作品やな
面白いので見かけたら是非手にとってみてクレメンス!

メディア展開
なし


機巧のイヴ (新潮文庫) 文庫 – 2017/8/27



47:名無し23/01/22(日) 18:01:20 ID:R3pe
それにしてもレビューがわかりやすくて面白いな
こういう風に書ける人はうらやましいわ



48:名無し23/01/22(日) 18:01:32 ID:hKCz
>>47
さんくす



49:名無し23/01/22(日) 18:03:26 ID:hKCz
奇談蒐集家
2011年、創元推理文庫より発売
著者 太田忠司
評価 ☆3

自ら体験した不可思議な話求む。高額報酬進呈。ただし審査あり
その広告を目にした者が依頼主の下を訪れ怪奇と謎に満ちた話を語る
しかし安楽椅子探偵よろしく、それは論理的に解明されていく

話者「かくかくしかじかな体験したんや、それで人生変わった」
依頼主「素晴らしい! つまりこういう類の怪談だね! なんと不思議な!」
助手「いえ、それはどうでしょう。今の話にはこれこれな矛盾点がありますし、こういう道理で話が通ります」
みたいなパターンの小話集やで、不思議体験で人生変わった奴に、それススキやでwwwって突きつけるんやな

この作品の妙は最終話や
これまでの話を種として、それらを一つにつなげるのはまさに圧巻や
キャラに感情移入できる類の小説ではないけど仕掛けはオモロイ
まあ現代のサブカルに慣れてるとなんとなく想像できるオチではあるが

スコッチやウィスキーを片手に依頼主の気分になって読むのも面白いかもしれんな
あとがきから抜粋すると、こういう奇談クラブモノが好きなら江戸川乱歩の『赤い部屋』や
岡本綺堂の青蛙堂鬼談なんかを読むと幸せになれるかもしれない

メディア展開
なし


奇談蒐集家
https://amzn.to/3wqwqtc


50:名無し23/01/22(日) 18:04:44 ID:nckY
このスレ見て、今年はツンドクを消化するって決めたわ



51:名無し23/01/22(日) 18:05:17 ID:hKCz
>>50
崩せ崩せ
積んでてもいいことないぞ



52:名無し23/01/22(日) 18:05:23 ID:hKCz
くちぬい
2011年、集英社より発売
著者 坂東眞砂子
評価 ☆3

東京で教師をしていた主人公は定年退職を期に高知のド田舎の村へ引っ越した
水道さえも通っていないそこで趣味の陶芸に余生を捧げようとするが
赤線の上に作ってしまった陶芸釜が発端となり村の老人たちと揉めてしまう
それから少しずつ厭がらせが始まり……
果たしてそれは人の仕業か、はたまた村に祀られるくちなわ様の祟りなのか

60前後のじーさんばーさんを主人公に据えた作品や、……なにも小説まで高齢化せんでもw
さて、おんj民はこのマッマをどう思うやろうか
過保護マッマと無関心パッパという絵に描いたような家族で息子は鬱を発病
実家を離れた今は元気に仕事してるらしい

そんでこのマッマは放射脳なんや、この物語は東日本大震災後の話なんやけど
「放射能に関して東京は大丈夫って政府は言うけどネット民はダメって言ってる!」
「西日本の高知の田舎なら食べ物も水も安心!」
政府は絶対ウソつかないとは言わんけど、ネット民の言うこと鵜呑みにしてええんか?

あと夜の営みに熱い情熱を燃やしとる
「なんで〇〇〇〇してくれないの!? もう勃たない? 朝〇〇してるじゃない! ギャオオオオオオオン!」
毎朝さりげなく夫の〇〇〇チェックしとるんかw
そりゃ65じゃ勃たないでしょうよw、というか60のばーさん抱きたくないでしょうよw、主人公が校長ならいけたやろうけどw
うーんこれは、妻ガチャハズレではw?

とまあ面白おかしく書いたけど物語の内容はけっこう鬱々としとる
厭がらせも猫の死体を庭に置かれたり、包丁の刃を上に向けて地面に埋めたり、段差の前に滑る仕掛けされたりとかや
監視カメラをセットするも、家の中にまで入られてるのに人影すら映せない
その真相にはちょっとびっくりしたンゴ

普通に話すときは笑ってるけど、裏では何を考えてるのか分からない
少しずつ人間不信になっていく心情が暗い、人間関係ぶっ壊れ系ホラーや

もし田舎に夢を持ってるおんj民がいるならやめとけ
田舎なんて基本的に閉鎖的やし、元からあるコミュニティの仲間になれるとは限らん
そこで弾かれたら孤立無援の村八分やで、集団の中にこそ真の孤独があるんや
ウソだと思うなら是非この本を読んでみてクレメンス、そして田舎に絶望しろ

メディア展開
なし


くちぬい
https://amzn.to/3XUtEb8


53:名無し23/01/22(日) 18:05:56 ID:xAeA
オチが予想できるのは数こなすとあるあるなんよな
記憶を消して楽しみたい



54:名無し23/01/22(日) 18:06:18 ID:hKCz
>>53
わかる
話のパターンて案外少ないよな



56:名無し23/01/22(日) 18:08:09 ID:hKCz
化身
1999年、幻冬舎文庫より発売
著者 愛川晶
評価 ☆3

ヒロインの下に届けられた差出人不明の写真
そこに写っていたのは、かつて誘拐事件があった保育園と見知らぬ少女
不審に思いつつも調べていくと、被害者の容貌が自分と酷似しており、また自分の記憶も何かを訴えかけてくる
幼少時の記録が一切無いヒロインは、かつて誘拐された少女本人なのか

改題前のタイトルが『化身~アヴァターラ~』だったことからも分かる通り、インド神話と関連させながら展開されるミステリや
しかしたまにミステリで散見されるけど、謎やトリックの都合で話に無理が生じてる希ガス
都合良く大して親しくもない知り合いに探偵役がいたり、都合よく1歳の頃の記憶が都合のいい順番で蘇ったりな
さすがに1歳の記憶や感情が蘇るのは厳しいんでない? 感情描写もやや淡泊な印象を受ける

個人的に小説は物語ありき、そこで展開される各人の心の動きこそが最優先やと思うんやけどなあ
ご自慢のトリックを披露したいだけならクイズブックにでもしたらええやん
この世界は人の心が織りなす綾模様、それを美しいと、ワイは思った

とまあちょっとボロクソ気味に言っちゃったけど別につまらないわけじゃない
いや正直に言えば少々ストーリー展開が恣意的だし、しょーもな! と思ったとこも多い
ヒロインちゃんがあまりにポンコツすぎてね、まるでプレイヤーの選択無視するエロゲ主人公みたいや

しかしラスト近くは確かに面白かったし、何より読後感が良かった
バッドやビターエンドを描く小説が多いなかでここまで晴々とした結末だったのは
読み終わってほんまに嬉しかった!

メディア展開
2005年 ドラマ化


化身
https://amzn.to/3H58S1J

57:名無し23/01/22(日) 18:10:01 ID:hKCz
降霊会の夜
2012年、朝日文庫より発売
著者 浅田次郎
評価 ☆4

雷が鳴り響く夜、怯える女を助けた主人公は恩返しにと降霊会に招かれる
望む死者と話すことができるというそれを、最初は疑ってかかるがすぐに本物と確信する
幼い頃実の父親に殺された友人の関係者が次々と招霊されるなかで語られるそれぞれの想いとは……

幽霊の想いを聞きながら主人公の半生を振り返る物語や
まず作家の文章力が凄い、語彙が豊富で我を忘れて没頭できるその味は実に見事
ここまでの表現力持った作家が今どれだけいるのかってレベルや

――お父さん。僕、お願いがあるんだけど
殺される直前のシーンで幼い息子が言うんや、命乞いでもするのかと思うんやけど
――仔犬に、名前を付けてあげて。そしたらもう、捨てちゃってもいいから
そして父親は手を下す、殺すくらいならなぜ捨てないのかと、良心の声が叫ぶ前に
ここがもう切ないはセンスに溢れてるはで一気に引き込まれたね

戦争は社会が覚えていればいいのであって、血縁に語るものじゃないってのも面白かった
夢と希望に溢れた子共に語ると罪障に囚われ歪んで良き未来から遠のくってな
作中では悲惨な体験をした親に子が同情してそれが死に繋がるんや
戦争の体験を一切話そうとしなかった主人公の親といい対比になっとる

前半はそんな戦後間もない時代の幼少期編、後半はある程度復興した日本で送る青年編や
重ねて言うがほんまにええ文章書くわ、片思いのまま死んだ女の悲哀がね

『さよなら』はどんな挨拶よりも大切だわ。あなたはその一言を、とうとう言ってくれなかった。
愛の告白より、ずっと簡単なはずなのに。
あなたの声を探していた。風にちぎれて飛んできても、捕まえて抱きしめるつもりで。

とまあ実に引き込まれる物語なんやけど欠点を挙げるなら終わり方か
ワイは基本的にアホなので、お前が理解できないだけだろと言われればそれまでやけどオチが無い
これじゃあ主人公さんただの冷血漢っちゅーかけっこうな鬼畜やんけ、それでええんか?

メディア展開
なし


降霊会の夜 (朝日文庫) 文庫 – 2014/9/5



58:名無し23/01/22(日) 18:10:15 ID:AN4T
イッチすごい😳



60:名無し23/01/22(日) 18:10:22 ID:hKCz
>>58
えへへ



59:名無し23/01/22(日) 18:10:19 ID:xAeA
ミステリもののしょーもない動機とか
ピタゴラスイッチみたいなトリックは良くあるよな



62:名無し23/01/22(日) 18:10:52 ID:hKCz
>>59
なぜああなってしまうのか



64:名無し23/01/22(日) 18:11:23 ID:hKCz
黒白の旅路
2005年、徳間文庫より発売
著者 夏樹静子
評価 ☆3

「君と、死にたいな」
身体を重ねた男にそう言われたヒロインは、自分の生に疑問を抱いていたこともあり、思わず頷いてしまう
次の日には二人で山奥へと入り、睡眠薬を過剰摂取して自殺を図った
しかしヒロインは死にきれず、目を覚ますと隣には刺殺された男の遺体があり、自分は凶器を握っていた
殺したのは一体誰なのか? まさか自分が無意識に? ヒロインは謎の解明に乗り出すのだった

いや死ぬんじゃないんかいっ! とツッコンではいけない心中から始まるミステリや
まあ割とあからさまな書き方してるので、2割か3割も読めば、あっあのパターンかな?と想像できる
ワイはその時点で真相大体わかっちゃったけどねwドヤァ
ミステリって案外パターン少ないよな、いや、ミステリというか叙述トリックがか

というわけで、序盤も序盤で結末を予測できてしまうので以降が冗長に感じてしまう
なんせ答え合わせまでかなり長いからね、あっち行ったりこっち行ったり錯綜するのがもどかしい
全部が全部予測できるわけではないのでそこまで退屈はせんけどもな

初出が1975年、つまり約50年前になるんやけど、時代を考えればけっこうショッキングな問題に踏み込んどる
なんというか、ほんまホモはろくなことせんな!
どんな所業を犯したかは是非本作を読んで確かめてみてクレメンス
それにしてもヒロインちゃんのキャラ大分薄いな、目元隠れたエロゲ主人公みたい

メディア展開
1983年 ドラマ化


黒白の旅路
https://amzn.to/3XyzFe6


87:名無し23/01/22(日) 18:18:12 ID:R3pe
>>64
夏樹静子にしてはトリッキーで面白そうだな



91:名無し23/01/22(日) 18:18:55 ID:hKCz
>>87
まずまずや
まあ悪くはない



65:名無し23/01/22(日) 18:12:03 ID:AN4T
大好きで10回は読んだであろう作品でも
こんなに細かく書けない🥺



71:名無し23/01/22(日) 18:13:46 ID:xAeA
>>65
分かる
そして忘れていく…
ワイもメモとろうかな



66:名無し23/01/22(日) 18:12:22 ID:hKCz
>>65
やってみれば案外余裕やぞ



67:名無し23/01/22(日) 18:12:46 ID:AN4T
>>66
それが才能や😳



70:名無し23/01/22(日) 18:13:46 ID:hKCz
十字架
2009年、講談社文庫より発売
著者 重松清
評価 ☆4

中学2年生の9月、同級生がイジメを苦に自殺した
残された遺書には4人の名前が記され、一人にはありがとう、二人にはゆるさない、一人にはごめんなさいと綴られていた
これはイジメ自殺に端を発する20年の物語

そのままイジメをテーマにした作品やな
懐かしいところでは大津、最近では旭川が注目を集めたやろうか
そういえばあの事件はその後どうなったんやろな、然るべき罰を受けたのか、加害者は悔悛したのか
まあそれはここではどうでもええことやが

サブカルで言うならこえの形が有名か
なるたるにもそういうシーンがあったし田中ロミオのユメミルクスリやSCA-自のH2Oでも扱ってたな
それぞれがイジメに関してどんな答えを描いたかはそれぞれの作品を見てクレメンス

さて、イジメで悪とするのはなんやろうか
イジメた奴はもちろん悪や、ではそれを黙って見ていたクラスメイトは? 気付くことが出来なかった教師や親は?
そもそも論を言えばイジメをするように育てられた加害者も実は被害者で、そう育てた親が真の悪か?
なあ、ニキらはどう思う? イジメにおいて悪とは誰や? 自殺という方法を選んだ被害者は悪なんやろうか

そんでもう一つのテーマは自殺やな、というかこっちが本体かもしれん
自殺した後、残された人たちの人生はどのような影響を受けるのか
遺書に名指しされて恨まれた人間は? 親友と書かれた人は? 片思いしてごめんなさいと書かれた異性は?
遺された親兄弟はそれらの人たちに対してどう接してどんな人生を歩むのか

直接手は出さずとも見殺し同然だったクラスメイトに対して、許すことはないってパッパが言うんや
遺書に親友と書かれた主人公に対して、被害者の弟がお前は見殺しにしたと詰め寄る
それを受けた主人公の、やっと『被害者』になれた、っていう文章がやけに印象的やな

とまあ読んでいて実に気の滅入る物語や
ワイが好きなホラーみたいに謎解きや最後のどんでん返しなんて無い
でも登場人物たちの心情を窺わせるような描写が丁寧かつふんだんに盛り込まれた身につまされる物語やで!

メディア展開
2016年 映画化



十字架 (講談社文庫) 文庫 – 2012/12/14



81:名無し23/01/22(日) 18:17:10 ID:hKCz
樹液少女
2016年、新潮社より発売
著者 彩藤アザミ
評価 ☆4

幼い頃連れ去られた妹を探して、高山に建てられた磁器人形と陶芸の天才のアトリエを訪れる主人公
大雪でクローズドサークルとなったそこで発生する殺人事件
妹の失踪に隠された真相とは!? そして天才が作品に刻む暗号の意味とは!?

樹液少女、そこはかとなく〇〇〇なタイトル。樹液少女、んふw
さて、まずは提示をしようか、おんj民には分かるかなw?

暗号は2~10の数字とJQKAのアルファベットからなっている
また、それらは必要に応じて赤と黒に色分けされている
各作品にはそれぞれ別の文字列が刻まれており、短かくて七文字、長いと十五文字以上
何故か黒の3、4、Jは見つかっていない
以下に例を示す、()内の文字は赤色、それ以外は黒色とする
・Q (A) (K) (A) (4) (A) 10 (A) (J) (A) (J) 2
・A (A) 5 8 (K) (9) (A) A A (A)
・(K) 2 5 (9) (K) 2 7 2 5 (5) A (J) (A)
ちなみに中盤でヒントが提示されるけど、それみれば多分ほぼ100%の人が分かると思うます
まあぶっちゃけ子供だましや

この作品の面白いところは終盤やねん
ラスト50ページで二転三転させるこの話運びが凄いやね
あのキャラはどうなったのかっていう妄想の余地を残す終わり方も上手い

トリックや暗号に特筆すべきところはないけど、エンタメとして面白い物語だった
不満点を挙げるなら、一番罰を受けるべきアイツをもっと痛めつけてほしかったことくらいか
ビスクドールの造り方に少しだけ詳しくなれるので、教養としていかが?

「なあ、お前、『死んだ方がいい人間』っていると思うか?」

メディア展開
なし


樹液少女 Kindle版





83:名無し23/01/22(日) 18:17:25 ID:GTEz
ようこんだけ書いたな



86:名無し23/01/22(日) 18:18:03 ID:hKCz
>>83
触れたサブカルの感想メモっとくのが趣味なんや



89:名無し23/01/22(日) 18:18:52 ID:ltoK
一時期太宰治を狂ったように読んでたけどいつのまにか本自体読まなくなったな



92:名無し23/01/22(日) 18:19:06 ID:hKCz
ずうのめ人形
2016年、KADOKAWAより発売
著者 澤村伊智
評価 ☆4

編集社でバイトしていた主人公は、ある日連絡がつかなくなったライターの家を訪れる
そこには目玉をくりぬかれた異様な死体と、ところどころが焼けた書きかけの原稿
仲間の一人が興味本位で持ち帰ったその原稿には、ずうのめ人形という怪異の説明が書かれていた
数日後その仲間も亡くなる、今わの際であの原稿を読めと告げて……
それを読んだ主人公にも怪異がふりかかってきて……

女性霊媒師の姉妹である比嘉真琴と琴子シリーズの第2作や、ちな第1作はぼぎわんが、来る
いや怖い怖い怖い
ホラーでよくあるやつ、リングとかさっちゃん系列の、話を見た聞いた人に呪いが感染する系
のぞきめとか残穢とかさ、こういう系は反則やろ怖いやんけ!

この作品の妙は中盤や
真実が開示され始めるんやけど、それまでの話と“つじつまが合わない”
その訳の分からなさ、新たな謎が恐怖の呼び水となるのが実に見事!
ここまでくるともう読むのが止まらん、先が気になって一気に読んじゃう

息もつかせぬ展開で終わりまで走り切るのはいっそ爽快感すら覚えるね
初めて読んだときにはなんか違和感あるなって感じたところを上手く拾う伏線回収も綺麗や
これはなかなかの名作やで!

ところでリングは一世を風靡したけど、ホラーが流行らなくなったのってもしかして社会問題になったからか?
本作にもそういうシーンが出てくるんやけど
髪が長くて大人しい女の子をサダコとかあだ名つけて虐めるやつ、お前らの学校にもおったんちゃう?
子供は純粋ゆえ残酷やから、そういうのでクレーム入って大大的にホラーやらんくなったのかなあ

メディア展開
なし


ずうのめ人形 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫) Kindle版



120:名無し23/01/22(日) 18:27:27 ID:GTEz
>>92
この人のは予想外のどんでん返しあっておもろいわ
予想して身構えててもその斜め上を行く感じで



128:名無し23/01/22(日) 18:30:45 ID:p91e
>>120
澤村イッチのノンシリーズものでおすすめある?
予言の島は読んだ



141:名無し23/01/22(日) 18:33:21 ID:GTEz
>>128
一番有名なんは「ぼぎわんが来る」ちゃうか
映画にもなっとるしオモロイで

あと「怖がらせ屋サン」ってのもなかなかじわじわ来る不気味さがあって好き



122:名無し23/01/22(日) 18:28:01 ID:hKCz
>>120
この作者のは別のも読んでみようと思うくらい面白かった



93:名無し23/01/22(日) 18:19:07 ID:B0d4
ワイ的には坂東眞砂子は外れないわね



96:名無し23/01/22(日) 18:20:26 ID:hKCz
>>93
はえー
適当にとった一冊でけっこう面白かった



105:名無し23/01/22(日) 18:24:29 ID:B0d4
>>96
50代で死去は惜しいわ



109:名無し23/01/22(日) 18:25:28 ID:hKCz
>>105
ふぁっ!故人やったんか
黙とう



100:名無し23/01/22(日) 18:21:23 ID:hKCz
雀蜂
2013年、角川ホラー文庫より発売
著者 貴志祐介
評価 ☆3

真冬の山荘で妻と過ごしていた主人公
目覚めると一緒に寝ていたはずの妻の姿はなく、代わりに不吉な羽音をたてる雀蜂が飛び交っていた
刺されればアナフィラキシーで死んでしまうことが分かっている主人公の脱出劇が始まる!

黒い家や悪の教典、天使の囀りに新世界よりなど、数々の名作を書いた天才、貴志祐介の脱出パニックや
この設定で、昔ガンガンに連載されてた漫画、スパイラル~推理の絆~を思い出した人はワイと握手!

山荘内にある限られたアイテムで蜂の集団と戦うんや
都合よく蜂用殺虫剤が残り少なかったり救助を期待できる状況でミスマッチ起こすのはご愛嬌
蜂用トラップを自作して試行錯誤してみたり、対蜂用アーマーを自作して戦ってみたりや
サンキューぷちぷちフォーエバーぷちぷち

ニキらは虫さんに対してどう思っとるやろうか
ワイは虫さん大っ嫌いや! とっとと絶滅すればええねん!
そんな人間の家に虫さん大量発生したらどう戦う? ていうお話や

貴志祐介の物語なので色々仕掛けがあったりする
なんで真冬に蜂がおんねん! その真相は! 是非結末を予想しながら読み進めてみてクレメンス!
あんなの予測不能だろって? まあそれはそう

メディア展開
なし


雀蜂
https://amzn.to/3GVpsB6



119:名無し23/01/22(日) 18:27:09 ID:nUTS
貴志祐介はそもそも、こういうのが好きなんだろ?ってオタク層殴り行って拳掠めるだけで終わるイメージ



123:名無し23/01/22(日) 18:29:33 ID:B0d4
貴志は他書いてないで旧世界より完成させて欲しい



126:名無し23/01/22(日) 18:30:20 ID:hKCz
>>123
そんなの書いてたんか



133:名無し23/01/22(日) 18:31:25 ID:B0d4
>>126
新世界よりの以前の時代を描いとるらしいが、連載休止してはや10年近い



135:名無し23/01/22(日) 18:31:45 ID:hKCz
>>133
富樫より長くて草




101:名無し23/01/22(日) 18:21:33 ID:IiLk
#良スレ



102:名無し23/01/22(日) 18:23:07 ID:hKCz
他殺岬
1976年、光文社より発売
著者 笹沢左保
評価 ☆3

フリーライターの主人公は、高額美容液の中身がただのベビーオイルとハチミツと香料の混合であることを暴いた
それにより会社の社長である父と、腹に子を宿していた娘が自殺する事件となる
それから17日後、自殺した娘の夫から、主人公の息子を誘拐した、5日後に殺すという電話がかかってくる
「奴に殺しを思いとどまらせるしかない。それには自殺が誤解であればいい。不自然なところはあるんだ」
「そう、あの事件が自殺ではなく他殺であることを立証する! 俺への復讐はお門違いだ!」
猶予は5日間、それまでに事件の真相を解き明かすことが出来るのか!?

生前約380作を著した笹沢左保の岬シリーズ第1作や
もう半世紀近く前の作品なのに今読んでもエンタメとして充分面白いの凄いやろ
特別なメッセージ性とかあるわけじゃないけど続きが気になってどんどん読んじゃう

少しずつ明らかになる秘められた人間関係
浮かび上がる容疑者と、しかし崩せない明確なアリバイ
絡み合う真相の糸はなかなかに秀逸だった

しかしアイツは特にお咎めなしで終わったけどそれでええんやろうか
金田一少年で例えるなら地獄の傀儡師が野放しのまま終わったようなもんやぞ
しかも色々得をして完全に独り勝ち、もう一度言うがそれでええんか?

メディア展開
なし


他殺岬
https://amzn.to/3j1GTIu


114:名無し23/01/22(日) 18:26:40 ID:hKCz
電氣人閒の虞
2009年、光文社より発売
著者 詠坂雄二
評価 ☆2

民俗学の課題で電気人間という怪異について調べていた女子大生が死亡した
さらに相次いで二人が亡くなった事件をフリーライターが追う
心臓麻痺と診断されたソレは化け物の仕業か、はたまた人為的なものなのか

なんかめっちゃB級ホラーみたいなタイトルやなと思ったら中身もそのものやったw
キャラやセリフ回しがめっちゃラノベチック、そういうのが好きな人は読みやすいかもしれん
とりあえず傍点多用するのはやめた方がいいと思うます
態々記号で強調せんと印象的な文章書けませんって白状してるようなもんや、読みにくいし
何よりこの作品の最後の一文がね、いや悪いとは言わんけどその締めでええんか?

高校生「知り合いのお姉ちゃんが死んじゃったンゴ……ショックンゴ……」
高校生「〇〇〇〇もさせてくれたのに。……〇〇〇〇……〇〇〇〇、とりあえずオ〇〇〇〇っとw」
この高校生キモイなぁw

物語自体は若干のしょーもなさを感じるもののそこそこおもろい
各人の視点で電気人間の噂を調査していくんや
電気人間はその名を呼ぶと現れる、人の思考を読む、導体を流れ抜ける、旧日本軍により作られた、電気で人を殺す

少しずつ全貌に近づいていき、終盤の推理パート!からの衝撃のラスト!
まあその衝撃のラストがラノベっぽいんやが
でもこの作品はミステリではないので、こういうのもたまにはあってもいいと思う
まあ多分作者も狙ってB級っぽく書いてるんやろうな

メディア展開
なし


電氣人閒の虞
https://amzn.to/3Hn97pp


127:名無し23/01/22(日) 18:30:37 ID:R3pe
>>114
このふざけているB級臭いオチが良かった
多分もうこの手のオチは珍しくないんだろうけど、ちょっと衝撃的だった



132:名無し23/01/22(日) 18:31:21 ID:hKCz
>>127
まあびっくりするよね



124:名無し23/01/22(日) 18:29:40 ID:hKCz
トリップ
2004年、光文社より発売
著者 角田光代
評価 ☆3

普通の人々の普通な日常を綴った短編集
駆け落ちしそびれた高校生、薬物を常用する主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦など
それぞれの人間がそれぞれの想いを抱きながら生きる人生の一幕

1遍25ページくらいの短編を10本まとめた作品や
子供からおっさん独女に主婦と色々な立場の人間を書き分けられる筆力は流石や
文章も読みやすく表現も多彩なのは凄いね
街ですれちがう人全員にそれぞれの人生があることを綴った作品や

でもやっぱり短編だからか物語性が薄い、主婦の噂話かってくらい中身がない
盛り上がり所とか山場とか無く坦々と流れていく

作品 駆け落ちしそこねたわ
ワイ で?
作品 ? それだけだが?

作品 薬でストレス発散しながら子育てしてるンゴ
ワイ で?
作品 ? それだけだが?
みたいな

まあ人生なんてそんなもんで共感しやすい作りになっとると言えばまあそうか
問題はそれ物語として面白いか?って話で、まあその辺は個人の感性によるので見かけたら試しに読んでみてクレメンス

メディア展開
なし


トリップ
https://amzn.to/3WN6fI5


125:名無し23/01/22(日) 18:30:16 ID:xS1v
読書好きj民ってこんなにおるんやな



129:名無し23/01/22(日) 18:30:52 ID:5019
澤村伊智は脳髄居酒屋談義が好きやわ
などらきの首に入ってる短編



130:名無し23/01/22(日) 18:31:16 ID:5XD1
伊坂ある?



134:名無し23/01/22(日) 18:31:27 ID:hKCz
>>130
ある



136:名無し23/01/22(日) 18:32:01 ID:hKCz
脳髄工場
2006年、角川ホラー文庫より発売
著者 小林泰三
評価 ☆3

人の頭に人口脳髄が取り付けられるのが当たり前の世界
それは犯罪に繋がる極端な感情を抑制し、健全な脳を保つことに寄与していた
しかし人口脳髄に懐疑的な主人公は考える、取りつけた人間に自由意思はあるのか?

表題の他に10編を収録した短編集や
短編の妙と言えば星新一が有名やけど、玩具修理者や酔歩する男を著した小林も負けず劣らず凄い
どうでもええけど泰三でやすみって読むんやね、ずっとたいぞうだと思っとったわ

ニキらは性善説と性悪説、どっちを支持するやろうか?
人口脳髄は性善説の下に作られ施工されるんや、本来善である脳が環境により悪を為すよう変えられる
ならば正常な状態に保ってやれば善人だけのユートピアになるってな
しかし人口脳髄が導く結末は……
いやほんま小林は世界観の構築上手いよな、引き込まれるわ

他には小林流クトゥルフの『C市』や超高性能なペットロボットが存在する世界の『綺麗な子』
ドッペルゲンガーというかイマジナリーフレンドというかな『友達』など
ホラーからSFまで色んなネタが満載な本や

それにしても床屋で人口脳髄とりつける世界とかすげーなw
こぶし大の機械を頭蓋骨と脳しょう飛び散らせながら装着するシーンは迫真や
こういうダークな作品大好きなんやけどなかなかないよね、最近は大体みんなミステリーに行っちゃう
ほんま角川ホラーの廃刊が悔やまれるわ、ホラー小説の明日はどっちや!?

メディア展開
2003年 本書に収録されている『影の国』が世にも奇妙な物語で放送


脳髄工場
https://amzn.to/3H0Z5Ko


138:名無し23/01/22(日) 18:32:55 ID:B0d4
小林泰三来たか。ちなこの人も故人や




139:名無し23/01/22(日) 18:33:05 ID:5019
小林泰三だいすこ
亡くなったのがほんまに惜しい




145:名無し23/01/22(日) 18:34:14 ID:hKCz
>>138
>>139
ワイも故人でびっくらこいたわ
まだ生きてると思ってた




144:名無し23/01/22(日) 18:33:43 ID:8Ssg
ためになるスレなんだな



146:名無し23/01/22(日) 18:34:17 ID:R3pe
小林泰三の玩具修理士好きだったな
設定とオチが秀逸



147:名無し23/01/22(日) 18:35:04 ID:hKCz
>>146
小林の作品もつ空気ええよね
ダークな感じ



148:名無し23/01/22(日) 18:35:10 ID:hKCz
ハサミ男
2002年、講談社文庫より発売
著者 殊能将之
評価 ☆3

編集社でアルバイトをしている主人公は、週一で自殺を図る自殺志願者だった
そしてその裏の顔は世間を騒がせた連続殺人鬼、通称『ハサミ男』である
3人目の目標に狙いをさだめていたところ、自分の犯行と同じ手口で目標が殺された
主人公は模倣犯の正体を突き止めようと調査を開始するが……

作中でも言及されとるがクロックタワーのシザーマンや洋画のシザーハンズとは一切関係がない
元祖ハサミ男である主人公視点と警察視点による捜査を交互に繰り返す構成や
さすがに20年前の作品なので、仕掛けの7割は全500ページのうち100ページくらい読むと予測できるし外れない
残り3割は犯人についてやが、まあその辺は頑張って推理してみてクレメンス

主人公が自殺を繰り返すっていうのがまず目を引く突飛な設定や
洗剤イッキしてみたり首つりしてみたりタバコ汁飲んでみたり、まあ頑張るんだけど死ねない
作中である人物から本気で死ぬ気が無いだけだろと言われるがその真意は果たしてどうなのか
というかワイにはこの設定がどういう意図で入れられたのかわからん、作者は何を言いたかったんやろうか?
まあ序盤はけっこう微妙なんやけど、後半にいくにしたがって面白くなる作品やで

それにしてもよく映画化したなこれ
言ってみれば車輪の国向日葵の少女とかEVER17と同じ種類の話やのに

メディア展開
2005年 映画化



ハサミ男
https://amzn.to/3HoCl8s



152:名無し23/01/22(日) 18:37:25 ID:p91e
>>148
殊能はワイの好きな作家トップいくつかに入る
この人も故人だね
石動シリーズ面白いよ



157:名無し23/01/22(日) 18:38:06 ID:hKCz
>>152
はえーメモっとこ



151:名無し23/01/22(日) 18:37:17 ID:R3pe
>>148
そういえばイニシエーションラブとかハサミ男みたいな作品の映像化ってどうしたんだろうか?
気になっているけど観ていないんだよな



159:名無し23/01/22(日) 18:38:16 ID:B0d4
小林泰三のロジックや化学知識詰め込む感じは中国のsf三体が結構近しいものがある。作者は日本のSF作家とも交流あるそうやし多少影響あったりしてね



168:名無し23/01/22(日) 18:40:23 ID:R3pe
>>159
本屋に行くと中国の小説とか凄い推されているよね
まだ読んでいないけど中国の新本格派に影響を受けた百合ミステリ(タイトル忘れた)とか評判良いみたい



175:名無し23/01/22(日) 18:42:19 ID:B0d4
>>168
ワイは莫言もすこや。一人っ子政策とか結構際どい書き方しとるし



174:名無し23/01/22(日) 18:42:10 ID:htVK
>>168
陸秋槎?



196:名無し23/01/22(日) 18:50:57 ID:R3pe
>>174
それや
面白そうだから興味があったんや



166:名無し23/01/22(日) 18:40:10 ID:hKCz
日美子の魔法教団
1991年、徳間文庫(のち中公文庫)より発売
著者 斎藤栄
評価 ☆3

関東タロット研究会の副会長を務めるヒロインの下に占いの依頼が舞い込む
魔女になると書き残して出て行った娘の居場所を探してほしい
結果を伝え思い当たる施設に問い合わせてみるがそこにはいないとの返答
自分の占いが外れたことにプライドを傷つけられたヒロインは単身その魔女修行施設に乗り込む
しかしそこで殺人事件に遭遇し……

家出と殺人、2つの事件が絡まる物語や
えっ、これなんてエロゲ?
扱う題材が魔女だからね、そりゃあ性とは切っても切れん

開始80ページくらいはヨーガにおけるタントラの修行で官能小説みたいや
謎のオイルをアソコに塗ると呻き声を上げるほど発情しちゃうし
ヨーガの神髄に触れることで声を出したり息をするだけで快楽が走る
なにそれワイもヨーガやりたい!

そんで魔女の施設に潜入してからも事あるごとに裸の描写が出てくる
事件? そんなのどうでもいいんだよもっと〇〇〇〇なの寄越せよ!
いやマジでこの設定でエロゲ作ったらドエロイの出来るんじゃないやろうか

肝心の内容に関してはあんまり見るべきところないんやけどな
殺人だの暗号だのミステリっぽいのも出てくるけどほぼ空気や
まあ〇〇〇〇なだけでワイの評価は高くなるんですけどねw

メディア展開
なし


日美子の魔法教団
https://amzn.to/3WyMTpC



177:名無し23/01/22(日) 18:42:52 ID:hKCz
HM(ホームメイキング)同好会
2016年、理論社より発売
著者 藤野千夜
評価 ☆2

ヒロインはどこにでもいる高校1年生
友達がいて彼氏もいて、将来のことを考えるのはまだ早いので毎日をなんとなく生きていた
そんななか文化祭でカフェをすることになり、クラスの有志とHM同好会を結成する
大人から見れば些細な、しかし学生にとっては一大事なそれを無事成功させることができるのか

ラノベやエロゲによくあるトンデモ部活ものかと思ったら全然そんなことはなかった
普通の学生の普通の生活を綴った物語や
問題とか事件とか、山や谷さえ無く描かれる普通の日常
そういうジャンルがあってもええと思う、でも好きな人には申し訳ないけど物語として面白くない
読みやすい文章ではあるけど読み終わった後に残るものがない薄めたカルピスみたいな作品や

何よりワイが気に入らなかったのは特殊性癖関連ね、高校生でホモカップル誕生とかねえわ
オカマ側は頻繁に描写されてるけどノンケ側は描写不足で何考えてるのか分からん
都合のいいお人形さんになっとんねん
同じことがレズカップルにも言える、ノンケのアラフォーおばさんがレズと不倫とかねえわ
端的に言ってキモイ
こういうこと表現したいならヒロイン目線の一人称やなくって神の目線でそれぞれの事情を描くべきやったんちゃうかなあ

というわけでこの作品は読書初心者向けに見せかけた玄人向け
初心者が読んだら起伏の少なさに退屈して投げるで
堅い文章読んだ後の箸休めには良さそうなのでたまには気分転換にいかが?

メディア展開
なし


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179:名無し23/01/22(日) 18:44:45 ID:hKCz
マヴァール年代記(全)
2002年、創元推理文庫版より発売
著者 田中芳樹
評価 ☆3

マヴァール帝国の王が倒れた
それにより起こる後継者問題に端を発した動乱の時代
身分も違えば性格も異なる三人を主軸とした歴史の物語

オタクさんには有名な銀河英雄伝説や創竜伝、アルスラーン戦記やタイタニアの著者の作品や
著者曰く異世界ファンタジー、または架空歴史小説
元々3巻あったマヴァール年代記を1冊にまとめたのがこの全版やな
どうでもいいけど角川ノベルズ版のイラストはFFのキャラデザで有名な天野喜孝だったりする

ちなみにこの物語は中世ハンガリーとその周辺諸国を下地にしたらしい
アルスラーン戦記は中世ペルシアやな

タイトルにある通り小説っていうより歴史の教科書読んでるみたいや
心情描写はほどほどにしてひたすら情景描写ってかんじ

「敵が窪地におるぞwww矢を射かけよ!」
「おっ、逃げてく逃げてくwww追撃www追撃www」
「あれ? 今低地にいるのワイらじゃね……? 誘い込まれたンゴおおおおおお!」
という宿将にしてはマヌケなミスしたりだとか

AがBに送った手紙、を装ってるけど実は書いたのはCで、AとBを分断する謀略
みたいなのが何回か出てくるけど、こういうのって割符とかハンコみたいなの使って複製不可かつ互いの証明にしたりせんのやろうか?
みんな簡単に騙されるなあwとか、多少のツッコミどころがある気がする

途中までは割とゆっくりした物語やけど、紙幅が足りなくなったのか終盤で一気に巻いていく
ラスト50ページで重要なキャラが凄い勢いでナレ死していくんや
これ半分デウスエクスマキナやろw
なんかシェイクスピアの悲劇系みたい、あいつも全滅エンド好きよな

それにしてもこの物語はなんと言えばいいのか、表面だけ見ると悲劇やけど
少し考えれば喜劇やん? 恐らく最後まで読んだ多くの読者の心に浮かんだんやないかな? 一言、最初からそうしとけよ!
あと今作には姫騎士が出てくるんやけど、これがめっちゃ凌辱したい!
敗北宣言させて豚に堕してほしい! 姫騎士ってそういうもんやん?

メディア展開
なし


マヴァール年代記(全)
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181:名無し23/01/22(日) 18:45:49 ID:KSKP
解説はなんでもいいけどイッチの文章がかわいいからすき



182:名無し23/01/22(日) 18:46:00 ID:hKCz
>>181
えへへ



185:名無し23/01/22(日) 18:47:55 ID:hKCz
魔偶の如き齎すもの
2019年、講談社より発売
著者 三津田信三
評価 ☆4

怪異を好む推理小説家の主人公の下に舞い込む様々な怪事件
人の手で行われたとは思えないそれらを調査し解析していく
この世にホンモノの怪異は存在するのだろうか?

刀城言耶シリーズの第10作目や
2016年に映画化されたのぞきめってホラー知っとる? その著者や
本作は4本の短編からなっとるで

推理の進め方に独自性があってすこ
主人公「これこれこういう方法が考えられるので犯人はAさんです」
A「出鱈目だ! こういう理由からその方法は不可能だ!」
主人公「でしょうね、僕も無理があると思います。では次に――」
みたいなかんじでそれぞれの容疑者が犯人だったらっていう仮定で順番に推理していく
どれが正解の推理かわくわくするンゴ
あと主人公が謙虚な性格なのも好感触

ところでミステリってのは超常を否定するものや
当たり前だけどミステリ謳っといてトリックは超能力でした!なんてのは認められん
しかし本作では超常を否定しないんや

ちゃんと人為的な方法で説明をしっかりつける、しかしもしかしたらって形で怪異の可能性を残す
卓抜した筆力でそれが不自然にならないように表現しきるのはほんまに凄い
というか第二章の巫死とか普通に怖かったんやけど、三津田ちゃんやっぱりホラーの才能あるわ
のぞきめも怖かったし、またホラー書いてクレメンス!

メディア展開
なし


魔偶の如き齎すもの 刀城言耶 (講談社文庫) Kindle版





191:名無し23/01/22(日) 18:49:49 ID:B0d4
フィリップマーロウに手を出そうと最近思っとるわ



195:名無し23/01/22(日) 18:50:47 ID:hKCz
MISSING -失われているもの-
2020年、新潮社より発売
著者 村上龍
評価 ☆2

夢と現実の境界、あの世とこの世の狭間
どことも分からないそこは主人公の内的世界
彷徨いながらこれまでの人生を垣間見ていく

最初から最後まで一貫して内的世界や
現実かどうかも分からんところなんでマジで意味がよく分からん
いや意味は分かるんやけど何がしたい物語なのかがさっぱりや
ほぼ奇書やろコレ

非現実の中を行く不思議な雰囲気が魅力的でなんか癖になる
筆力は間違いなくあるんやけどなあ、何度でも言うが内容がなあ
これを最後までしっかり読んだワイは褒められていいと思う
なぁ誰かこれ読んだ奴おらん? おったら解説してクレメンス

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202:名無し23/01/22(日) 18:52:32 ID:B0d4
村上龍はそもそも文章がカチコチやからまあ疲れるわね



205:名無し23/01/22(日) 18:53:52 ID:hKCz
>>202
多分ワイが選んだ本がまずかった
読んでてちゃんとした物語書くなら面白いと思った



213:名無し23/01/22(日) 18:56:33 ID:B0d4
>>205
筋道的なことなら割とふわふわ多いで
コインロッカーベイビーなんかもそうや



215:名無し23/01/22(日) 18:57:03 ID:hKCz
>>213
はえー
めっちゃしっかりした物語書きそうなのに



222:名無し23/01/22(日) 18:59:12 ID:B0d4
>>215
どちらかいうとメッセージや投げかけをする人やからね



223:名無し23/01/22(日) 19:00:31 ID:hKCz
>>222
ほーん面白そう
後で読む



197:名無し23/01/22(日) 18:51:50 ID:5XD1
ちゃんと読んだの伊坂幸太郎の小説だけやわ



199:名無し23/01/22(日) 18:52:16 ID:hKCz
>>197
ワイはまだ伊坂一冊だけや



204:名無し23/01/22(日) 18:53:46 ID:5XD1
>>199
ワイは普段そこまで本読まんのに伊坂だけは20冊くらい読んだンゴ



208:名無し23/01/22(日) 18:54:22 ID:hKCz
>>204
やるやん



198:名無し23/01/22(日) 18:52:01 ID:qB9P
この中だったらD坂しか読んでないわ



203:名無し23/01/22(日) 18:52:59 ID:hKCz
>>198
D坂ってなんであんなに人気なんやろ



200:名無し23/01/22(日) 18:52:21 ID:i70L
このミス早く買わなきゃ



201:名無し23/01/22(日) 18:52:31 ID:hKCz
未来からの脱出
2020年、角川ホラー文庫より発売
著者 小林泰三
評価 ☆3

森の中の施設で何不自由ない生活を送る主人公
しかしあるとき、自分が施設にやってきたときの記憶が抜け落ちていることに気付く
それがきっかけで施設の異常なところが目につくようになりはじめる
謎の協力者の助けを借りながら、仲間と共に施設からの脱出を試みるが……

アラウンド・ハンドレッドなじーさんばーさんが主人公なSFや
暗号を解読したりトラップを抜けたりした先にある衝撃の真実! 一体この施設とはなんなのか!?

終わり方が若干半端なものの面白いで
風呂敷全部畳んでくれたら嬉しかったんやけど、見方によっては投げっぱなしエンドや
まあ最後のアレに関しての主人公の考察はさすがの小林!てかんじやけどな

リーダーの資質とは能力が優れていることではなく、どれだけ人の能力を引き出しまとめあげるかである
まあそうなんだけど、主人公さん割と他力本願というか、冷静に考えたらあんまり活躍してなくね?
それにしてもじじばばの恋愛見せられてもあんまりトキメかねーな
やっぱ恋愛するキャラは若い方がええねw

でも物語自体は二転三転するシナリオで手に汗にぎる
明るめな作品なのでスラスラ読めるし人にも勧めやすい
あとはもうちょっと外の世界のこととかキャラのイチャコラがあれば嬉しかった

しかしやっぱり小林は世界の構築とセリフ回しが上手い
もっと小林の作品読みたいんやけど、どうやら本作が遺作のようやね
かなりギリギリまで執筆して上梓したんやなぁ、黙とう……

メディア展開
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未来からの脱出
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214:名無し23/01/22(日) 18:57:01 ID:Cv15
>>201
タイトルで??ってなって手に取った、おもしろかった



217:名無し23/01/22(日) 18:57:25 ID:hKCz
>>214
ジジババが頑張る!!



206:名無し23/01/22(日) 18:54:00 ID:qB9P
しかしよくこんだけ文章書けるな
読書の質も良さそう



210:名無し23/01/22(日) 18:55:08 ID:hKCz
モニター越しの飼育
2018年、角川ホラー文庫より発売
著者 大石圭
評価 ☆3

ヒロインは高校で古文を教える生真面目な教師
しかしその趣味は、エロティックな下着を身に着けた自分を撮影することだった
平穏な日常を過ごすヒロインに届いた一通のメール、それは秘密の写真画像をハッキングにより奪ったというもの
自分のためにもっとエロティックな写真を撮って送ってほしいと要求されるヒロイン
従わなければ画像をネットにばら撒くと
ときを同じくして、大事な生徒がリベンジポルノの被害に遭い、ドスケベ動画像を拡散されてしまい……

現代でありそうな社会問題に焦点を当てた意欲作や
性的な話に抵抗がないなら、ワイは是非女さんに読んでほしい
というか男向けの皮を被った女さん向けの物語やでこれは

最近の若いのって平気でネットに顔晒すわ水着姿とか晒すわ、ほんまワイらの世代からしたらリテラシーどないなっとんねんって話やで
ちな知り合いのjkに聞いたらみんなやってるから恥ずかしいとかはあんまりないんだと
……おじいちゃんワイ分かりあえないと理解を諦める

ネットに個人情報分かるもんうpしたらあかん! ネットで知り合った奴は簡単に信用すんな! 毒親お前自覚もてや! 相談するって大事だよね!
とまあこんなかんじのテーマや
終わり方に若干の肩すかし感はあるものの、概ねおもろい

フェミさんが知ったらギャオりそうな物語やけど
ことの危険性を認識するためにも性をテーマにした作品はあってええと思うんや
それをなんでも排斥していったらリアルでほんまの危険に際したときにどう行動したらええかわからんくなってまうで
そういう犯罪に手を染める輩は必ず存在するんやからな、失くすなんて非現実的や、創作物での注意喚起もいくらかの効果はあるやろ
まあ何が一番言いたいかって、もっとエロゲに自由を!てことやねえええええんッ!!

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モニター越しの飼育
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216:名無し23/01/22(日) 18:57:19 ID:qB9P
このスレで挙げた作品ってなんかの傾向あるん?



219:名無し23/01/22(日) 18:58:03 ID:hKCz
>>216
図書館でタイトルが気になったやつを読んでるだけ
ホラーが好きだからそれっぽいのを選んでは外してる



218:名無し23/01/22(日) 18:57:47 ID:BTwH
読んだことないのばっかや参考にする



221:名無し23/01/22(日) 18:58:42 ID:hKCz
>>218
さんくす



220:名無し23/01/22(日) 18:58:17 ID:hKCz
幽霊たちの不在証明
2020年、宝島社文庫より発売
著者 朝永理人
評価 ☆2

文化祭でお化け屋敷をしていた主人公のクラス
その最中、首つり幽霊役が本当に死んでいるのが発見される
主人公は同じクラスの女子による利己的な理由の捜査に巻き込まれ……

これはラノベや
ミステリー小説っていうよりうみねこの鳴く頃にとかそっちに近い
キャラのノリとか行動とかな、なのでそういうのが好きなら気に入るかもしれない
セリフとかもろ西尾維新の下位互換やし
ワイはその作者にしか書けんオリジナルが見たいのであってパクリが見たいわけではない

このミステリーがすごい!の優秀賞作品らしいけど、うーーーん、作者は書いてて楽しかったやろうなぁって感じ
電車の時刻表とか好きそう
最終選考委員のコメントを借りるなら、1分単位で詰めていくロジックの部分は頑張っていたと思う
でもそれ以外がボロボロ
どうやら作者には警察や教師を描写するだけの筆力はなかったらしい、学校が舞台なのにほぼ登場せんからなw

一番ダメだったのが犯人周りね、推理パートから物語が終わるまで全く登場しない
出てくるのはキャラ紹介と聞き込みのときくらい、動機の部分も手抜きすぎや
そんなことで人は殺さんやろ、描写不足の煽りを受けて説得力が不在証明や

ミステリがやりがちな悪いところを煮詰めたような作品やな
そんなにご自慢のトリック見せたいだけならクイズ本でも出せばええやん
これは出版社を間違えたな、電撃文庫あたりから出るべき作品や

メディア展開
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幽霊たちの不在証明
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224:名無し23/01/22(日) 19:00:38 ID:hKCz
容疑者Xの献身
2008年、文春文庫より発売
著者 東野圭吾
評価 ☆4

お隣さんに秘めた想いを抱く、天才数学者でありながら高校教師をしている主人公
しかしある日お隣さんが殺人を犯してしまう
それを知った主人公は彼女のために完全犯罪を組み立て隠ぺいを試みる
運命の悪戯か、その謎に主人公の友人の天才物理学者が挑むことになり……

探偵ガリレオから始まるガリレオシリーズ第3作や
でも本作から読んでも全く問題ないやで

いや~これは名作
端的に言うと一般小説版G線上の魔王、まあ時系列的にはあっちの方がエロゲ版容疑者Xの献身なんやが

ミステリとしても物語としても実に面白かった!
正直途中までは、あ~この計画もあの感情のせいで失敗するんやろうな~
ええんやけどなんか締まらんな~って思ってたんや

でも読み切ってみればそんなことはなかった
天才が仕掛けたトリックは最後まで見抜けんかったし、あの感情も物語を最高に引き立ててた
悉くワイの予測を上回った天才達と著者には悔しさと感動を込めた万雷の喝采を送りたい

意地悪な言い方をすると極限まで拗らせた童貞なわけやが
いやここまで純ならもはやそれは美と言っても過言ではあるまい
未読の方は一人の男の生き様を是非その眼に焼き付けてクレメンス!

微分積分なんてなんの役に立つんだよ、そんな質問をしてきた生徒の姿勢が嫌いではなかった。
なぜこんな勉強をするのか、という疑問を持つのは当然のことだ。
その疑問が解消されるところから学問に取り組む目的が生まれる。
ところが彼らの素朴な疑問に答えようとしない教師が多すぎる。いや、たぶん答えられないのだろう。
単に点数を稼がせるための試験などなんの意味もない。こんなもの数学ではない。もちろん教育でもない。

メディア展開
2008年 映画化
2009年 舞台化



容疑者Xの献身 (文春文庫) Kindle版




253:名無し23/01/22(日) 21:24:15 ID:AN4T
>>224
唯一知ってるのが☺️面白かったよね!



227:名無し23/01/22(日) 19:02:53 ID:Cv15
もう10年以上まえ、やと…?



229:名無し23/01/22(日) 19:03:30 ID:hKCz
>>227
光陰矢のごとし!



228:名無し23/01/22(日) 19:03:03 ID:hKCz
夜の国のクーパー
2012年、東京創元社より発売
著者 伊坂幸太郎
評価 ☆3

仙台で小舟に乗り釣りをしていた主人公は、悪天候に遭い見知らぬ土地に漂着する
次に目が覚めたとき、動けない主人公の前には猫がいて、しかもその言葉が分かるようになっていた
猫が言うには、主人公はどうやら戦争に負けて支配されようとしている国の近くにいるらしい
敵国は杉の樹の怪物、クーパーを気にしているようだが……

猫視点と人間視点による不思議な国の敗戦処理のお話や
大事とはいえ前置きに300ページ近く紙幅を割くのは少々冗長かとも思う
まあラスト近くはそこそこおもろいので頑張って読み進めてクレメンス

童話を大人向けにして長編にしましたってかんじの物語やな
どこが特別優れているかと問われれば答えに窮するけれど
さりとて別に他の作品に劣っているようなものでもないという
なんともコメントに困る作品やな

ちょっとした叙述トリックがあるおかげで多分メディア展開は無理やろうなあ
文章媒体だからこそ出来る系のやつや
それにしてもこの作品、要はガ……

メディア展開
なし



夜の国のクーパー
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232:名無し23/01/22(日) 19:04:06 ID:qB9P
>>228
これ面白そう
童話とか子供向けの小説の方が安心して読める



236:名無し23/01/22(日) 19:05:04 ID:hKCz
>>232
割と暗いめだけどそこそこおもろい



237:名無し23/01/22(日) 19:05:34 ID:hKCz
レベル7
1993年、新潮文庫より発売
著者 宮部みゆき
評価 ☆3

主人公は目を覚ましたとき、自分の名前も生い立ちも何もかも忘れていた
隣に寝ていた女も同様に記憶喪失であるらしい
目覚めた部屋を調べてみると、血のついたタオルと拳銃、そして現金5千万円が見つかった
二人の腕に刻まれたLevel7とはなんなのか? 一体何があって記憶喪失になったのか?
二人は自分自身の捜索を開始する
時を同じくして、Level7にいったら戻れないという言葉を残し、少女が行方不明となる事件が発生し……

ブレイブストーリーで有名な宮部みゆきのサスペンスや
記憶喪失モノと失踪者捜索モノという2つの側面を持つ物語やね
やがてそれらは密接に関わり一つの結末へと収斂していく!

文章がちょっとラノベ味があってけっこう軽い
読みやすいというメリットがある反面少し鼻についた部分もあったが、まあギリ☆3でええやろ

物語に仕組まれた仕掛けはなかなかに見事だった
読み返してみればヒントは与えられてたんやけど、気付けなかったのが悔しい
終わり方もすっきりしてて好印象やね

元々性格の悪い悪人だったのか
要領よく立ち回る優秀さに嫉妬した周りがイジワルすることで性格を歪めてしまったのかってのが印象に残った、卵が先か鶏が先か
まあこの物語ではその答えには一切言及せんのやけどな

メディア展開
1994年 ドラマ化
2012年 ドラマ化


レベル7
https://amzn.to/3J9HlPm


239:名無し23/01/22(日) 19:07:21 ID:qB9P
宮部みゆきは理由がおもろかったな
ドラマ化もされててそれも良かった
監督が大林宣彦なのも良かったわ



242:名無し23/01/22(日) 19:08:21 ID:hKCz
海神の島
2020年、中央公論新社より発売
著者 池上永一
評価 ☆2

互いに反目しあっている3姉妹はそれぞれが全く違う人生を歩んでいた
しかし祖母の遺言がそれを狂わせる、海神の秘宝を持ってきた者に土地を相続させる
そこは年間土地利用料が5億円という沖縄米軍基地の土地だった
姉妹たちはそれぞれを出し抜きながら血眼になって秘宝を探す! 最後に栄光を手にする者は一体誰なのか!?

2009年にアニメ化した小説『シャングリ・ラ』をご存じやろうか? アレの著者や
本作は、なんというか、設定だけみたらこれなろうじゃん
恐らく30そこそこだろう3姉妹の長女が1ヶ月で数億稼いでたり、29歳の次女は研究において世界でトップクラスだったり
かと思えばとってつけたように三女一人だけ地下アイドルで落ちぶれさせてさ、ファンタジーすぎてリアリティがない

ヒロインらが小学生の頃からエロネタ抵抗なく使ったり妖艶さをアピールしたり
食いしん坊キャラでなんにでも練乳かけて語尾がですぅますぅとか、ちょっと辟易
一言、浅い、会話文もやたらニチャったオタク臭いし、ラノベ読みたいわけちゃうんやけどなぁ

とまあ半分くらい読んだ段階でここまで書いたわけやが
サーセンッした! 最後まで読めばええ物語でした!
三女が落ちぶれてたのも理由があって上の二人とええ対比になっとったし
何より読後感がいい!

基本的にワイは終わり良ければ全てよし論者なので、この終わり方は実に気持ちよかった!
不格好で希薄ながらも確かに存在した姉妹の絆に乾杯!

メディア展開
なし


海神の島
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246:名無し23/01/22(日) 19:10:45 ID:hKCz
以上や
また沢山読んだらスレ立てるかもしれない
みんなも読書しようぜ!



247:名無し23/01/22(日) 19:10:54 ID:qB9P
おつやで



248:名無し23/01/22(日) 19:11:10 ID:B0d4




249:名無し23/01/22(日) 19:11:28 ID:5019
乙やで



250:名無し23/01/22(日) 19:12:37 ID:R3pe
乙!
ここ10年ほど小説読んでいなかったから久しぶりに読んでみたくなったわ



251:名無し23/01/22(日) 19:16:02 ID:xAeA
乙、楽しかったわ
ワイも読んだらメモろうかなって思った



252:名無し23/01/22(日) 19:17:06 ID:Cv15
乙やで
おもしろかったわ





ハム速も勝手に好きな本紹介
スレで紹介されてない作家さんだと横山秀夫さんが好きで読んでるからオススメやでー!
半落ちとか有名作品多数ありますが第三の時効が好きです。

第三の時効 (集英社文庫) 文庫 – 2006/3/17












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https://twitter.com/hamusoku



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